スポッテッド・ガーパイクの繁殖

(詳しくはフィッシュマガジン5月号 1998、アクアライフ3月号 2000、洋書TROPICAL FISH HOBBYIST August 2002 T.F.H.に掲載されております)





十分に抱卵したメスに体をすり寄せるオス(左)。
産卵行動では通常にはない激しい上下左右の追尾行動が見られる。
雌雄は体をする寄せるように泳ぎ、吻を下に向け、尾鰭を水上に跳ね上げるようにバシャバシャと強くたたく。
水草の密植した場所を産卵床とし、数千もの卵がばらまかれる。
産卵した際の水質は水温26.5℃、pH:6.7、GH:3、CON:280μS


卵黄は大きな緑灰色。粘着性はかなり強く、卵膜に細かい水中のゴミがついている。白い脊索が動物極上に発達。 孵化前の卵。尾部が卵黄から離れ、胚体を時折くねらす。まるで両生類の卵のようである。
   
孵化後間もない仔魚。産卵後4日目、全長13o。メラニン色素が多く、一般的な魚には見られない珍しい姿だ。特に目立つのは尾鰭部、臀鰭部、腹鰭部に沈着するメラニン色素量。中でも尾鰭の変化はこのときから始まり、上縁の伸長が間もなく始まる。 すっかり親の形状に似てきた稚魚の群れ。 この体を走る黒帯は成長するにつれ次第にちぎれ、破線状になる。また背面正中線上を吻端から背鰭前端までの灰色体もちぎれ、破線状から大きなスポットに変わり始める。
   
卵発生から仔稚魚へとその成長段階ごとに燐酸緩衡ホルマリンで固定される。すべてが同じ親、同じDNAであるため、研究材料としては極めて正確な情報をもっていることになる。この成長過程は標本としてだけではなく、スケッチやVTRなどにも保存されている。 4p程に成長した稚魚の透明標本。この頃には吻は十分に伸長し、歯の発達も顕著になる。肉食性を示し、食欲が一段と増すようになる。




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